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ガラスの靴がはけなくても

第10章 ガラスの靴がはけなくても




私達が初めて心も身体も一つになった夜。


夢に落ちるほんの少し前。


愛しい人の温かい腕の中で瞳を閉じる私の瞼にそっと一つキスが落ちた。



「純白のドレスをいつかーー」



甘い甘い声に私は魔法をかけられた。



大好きな彼に本物のお姫さまに変身させてもらうのはもう少し先のお話。

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