テキストサイズ

ガラスの靴がはけなくても

第4章 揺れる


幼い頃から大好きだった、セリフを覚える程に読んだ絵本はお姫様が出てくる物語。働く様になってDVDも買い揃えた。


いつまで子供でいつから大人になったのか分からないけれど、自分で働いたお金で好きなモノを買える様になった私は子供ではなくなった。


いつまで経ってもおとぎ話のお姫様に憧れる私でも突然素敵な王子様が現れる訳がないってそんなことは分かってる。
そう分かっていたって、やっぱり求めてしまうのは私が夢見がちな性格だからなのか……



どんなにボロボロに傷付いたって、ラストにはとびっきりのハッピーエンドが待ってるって。




向き合っていこうと思う。

自分が自分らしく自分の恋愛が出来るように。





……なんて乙女チックに思ってみたりして。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ