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15年間片想いしてみた

第3章 進展と後退

でもお昼ご飯を食べた頃には、2人を囲む空気は柔らかくなっていた。

「昨日のポケモンがさ!!」
とか
「今週のコナンくんはね!」
なんてくだらない話しかしてないのに、あっという間に時間が過ぎてく。

お昼ご飯を食べ終わると俺達は屋上に向かう。
屋上には植物が植えられていて、ちょっとした空中庭園みたいな感じになっている。
前々から告白するならここだな、などと考えていたのだ。うん、気持ち悪い。

日が、少しずつ暮れ初めていた。

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