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15年間片想いしてみた

第3章 進展と後退

もうすぐ帰らなきゃいけない。
言わなきゃ。

2回ぐらい、言葉を出そうとしても声が出なかったが、1度落ち着いてようやく口に出せた。

「ね、ねぇ」

「ん??どうしたの??」
「好き!!!!!なの!」

おしゃれな口説き文句もタイミングなんてものもありゃしない。
まりのセリフにほぼかぶるようなタイミングで言い放った。

「え?」

「だから、、、まりちゃんが好きなんだ、、付き合ってほしい、、、。」



時が、止まったような気がした。

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