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仲村慶彦の憂鬱な日々

第4章 会話

ガッコー内ではオレとポチョムキン(山田)ともう一人、片岡 祥一というやつと3人でいつも何かしらをやっている。
何かしらといっても特にやることはなく、3人で集まり話しているぐらいだ。

この片岡というヤツは、オレはポチョムキンと違い、イケメンで、背もそこそこある。(確か178センチとか言ってた)ついでにオレは173センチで、ポチョムキンは164センチだ。
顔も中性的な感じで見た目はチャラい。(いや、間違いなくチャラい)
おまけに女子にも人気があるし、何よりこいつはオレたちと違い、既に体験済みなのが、許せんっ!

オレはこいつに、片チンというあだ名をつけてやった。
はっきり言えばオレは片チンとはそこまで仲良くない!

では何故3人でいるのか?
それはオレたちは【こまかすぎて伝わらないモノマネ】の大ファンで、オレとポチョムキンがその話で盛り上がっている時に途中で参加して、いつしか一緒に行動するようになった。
だが、女子にモテモテな片チンは時折、女子と行動を共にし、たまにオレとポチョムキンを仲間に入れようとしてくるが、ポチョムキンは見た目がオタクで、オレは女子の前に行くと軽くコミュ障になり、テンパってしまうので話にならない。

それにオレたちを哀れんで女子と仲良くさせてやろう的な上から目線が気に入らん!





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