半社会人(仲村慶彦の憂鬱な日々社会人編)
第19章 SNSで出会いか…
大体会ってもオレはコミュ障だし、会話にならねぇよ。
「会ってみるのもいいかもしれないですね。それで女性に対する免疫がつくかもしれませんから」
まぁストライカーの言うことも解らんでもない。
でも、会ったら何話せばいいんだよ~?
…って既に会うシチュエーション考えてどうすんだ、オレは!
向こうが会うなんて言うはずないだろがっwww
「オレもサイトで女を探してみようかな。もしかしたらいい人いるかもしんないからな」
「私もちょっとチャレンジしてみたいですね」
二人共彼女を作りたいんだろな。
もちろんオレだって彼女は欲しい。
だが、そう簡単にはいかないよ…
そうこうしているうちに駅に着いた。
「じゃあ、また来月にでも会おうぜ」
「うん、また会おう」
「お疲れ様でした」
そう言って彼らと別れた。
彼女か…しかしあんなサイトで見つかるものなんだろうか?
中にはそういう奴らはいるみたいらしい。
おまけに結婚したってカップルもいるみたいだからな。
そんな事を考えてながら家に着いた。
ん?何だ、誰だ、オレの部屋の前で座ってるのは?
ドアにもたれ掛かってペタンと座っている。
ありゃ女じゃないか!
顔がよく見えないが…まさか死体?
マジ?死んでるの?何でオレの部屋の前で死んでるの?
ヤベーよ!恐くて寝れないじゃねぇか!
…あ、動いた。何だ死んでなかったのか、良かった。
いや、よくない!誰だ一体?
恐る恐る近づいた。
「あ、あのすいません、ここボクの部屋なんですが、そこにいると入れないんで、その…」
女は顔を上げた。
「あっ!亜美!何やってんだお前!」
「アニキ~、さっきから&)**$'@?」
ダメだこりゃ、酔っ払ってら!