テキストサイズ

半社会人(仲村慶彦の憂鬱な日々社会人編)

第36章 酔っぱらい共のバカ騒ぎ


「だから敬語は必要ないじゃーんww」

ストライカーはオレらより年上だが妙にオドオドしながら話すクセがある。

でもこれってオレにも当てはまる事だった。

やっぱオレらコミュ障だとか言ってるけど、話そうと思えば普通に話せる。

だからコミュ障なんてのは逃げ口にしていただけなのかもな。

もう少し自分に自信を持たなきゃな。

いきなりそうは変わらないけど徐々に変わっていくようにならないと。

「で、ストライカー。式にオレや弾丸は呼べないだろうけど、結婚してからも付き合いは続けてくれよ」

「いや、式といっても身内だけの簡単なパーティーみたいな事をやるつもりです。だから二人には出て欲しいんです。じゃなかった、ジョニー、弾丸。式にてで欲しい。ダメだろうかな?」

「オレは勿論出席するよ。友人代表のスピーチなら任せてよw」

弾丸ヤル気マンマンだな。

「オレも式には出るよ。弾丸と二人で今までの事全部スピーチしてやるからwww」

それは勘弁してくれというような顔をストライカーはしていた。

「えー、私とジョニーがストライカーと出会ったのは、SNSのサークルで童貞を集まり、そこでストライカーと出会いました。こんな感じでスピーチするけどいいかな?」

「ダメに決まってんだろwww童貞だってアピールしてどうすんだよオレらはww」

弾丸ならホントにスピーチで言いそうだな。

「いやー、それだけは勘弁。恥ずかしくって逃げ出したくなるw」

ストライカーも何だかんだで楽しそうだ。

時間が経つにつれ、ストライカーが饒舌になった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ