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半社会人(仲村慶彦の憂鬱な日々社会人編)

第37章 ストライカーの結婚披露パーティー


【仲村君すぐにお友達と帰っちゃうんだもん。ねぇ今から戻ってこれない?】

そういうワケにはいかないだろ。
晴れの結婚披露パーティーで戻るなんて縁起悪くなるじゃないか。

「ジョニー、どうした?知り合いでもいたのか?」

弾丸が会話の内容でオレの知り合いがいたことに気づいた。

「いや、大丈夫、ちょっと待って」

オレはスマホを離し、弾丸に少し待ってくれと言った。

「い、いや、自分らもこれからちょっと用事ありまして。はい、申し訳ないですが」

【そう、残念ね。じゃ、こっちは楽しんでくるからお友達にヨロシクねぇ】

そう言って会話が切れた。

「ジョニー誰だったの?」

「新婦の友人でオレの会社の先輩が店に居たらしいんだよ。ったく世間て狭いよなw」

「マジか?あんなとこで会社のパイセンに会ったらイヤだな~www」

「だろだろ?だからテキトーに理由つけて断ったよ」

「でも後からストライカーに聞いてくんじゃね?ウチの後輩と知り合いなんですか?ってww」

「あぁ、そうか!まさかストライカー、実はサイトで知り合いましたなんて言わねーよな!」

「それならまだしも、童貞同士のサークルの集まりで知り合いましたなんて言いかねないぞwww」

「マジ自殺モンじゃないか、それじゃ!頼むストライカー!間違っても童貞の集まりだなんて言うなよ!」

オレはこんな事を沙織に知られたら恥ずかしくって会社に行けない!

だからストライカー!
絶対に童貞仲間ですなんて言うなよ~っ!

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