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半社会人(仲村慶彦の憂鬱な日々社会人編)

第41章 たまにはいいだろ?

「オヤジ、着いたぞ。さぁ降りた降りた」

オレは泥酔状態のオヤジを抱えタクシーを降りた。

「あーくそっ、重いなオヤジは」

何とか部屋の中にオヤジを入れた。

「ヨシヒコ~オラァなあ、たまたま入った店に唯ちゃんがいてだなぁ」

「わかったわかった。今日はもう寝ろオヤジ」

オヤジを無理矢理ベッドに寝かしつけた。

「ったく。何だってこんなんになるまで飲んでんだよ、オヤジは」

そういや、オレが高校ぐらいの時にオヤジがキャバクラ嬢にブランド物のバッグ買ったとかでオフクロと揉めたっけなぁ。

オヤジは銀行員で普段はお堅いイメージだが、キャバクラ大好きでたまにハメを外す。



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