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半社会人(仲村慶彦の憂鬱な日々社会人編)

第42章 ボクシングジム

オレは仕事が終わり、帰りの電車に乗り二駅手前で降りた。

それはアダルトDVDを購入するためである!ウヒャヒャヒャヒャヒャ!

オレは必ずお気に入りのAV女優が出る新作はここの怪しげなDVDショップで買う事に決めている。

オレのお気に入りは巨乳でロリ顔の風祭佑香(かざまつり ゆうか)の学園モノの作品が秀逸でシリーズ全作を持っている。

早く帰ってソッコー観なければ!

そして1秒でも早く我が息子を解放させねばならん!
あぁ~、想像しただけでMAX状態!
やべ、悟られないよう前屈みで歩かねばならんw

オレは愚息を落ち着かせる為、駅前通りにあるボクシングジムをそとから眺めていた。

ガラス張りのジムの中ではシャドーをしたり、サンドバッグを叩く者やリングの上でミット打ちをしたいた選手が数名いた。

ボクシングか。キツそうだな、ありゃ。
ストイックじゃなきゃ出来ねえ格闘技だよな、うん。

しかし、スゲー熱気だ。
ガラスが雲ってやがる。
かなりハードな練習してそうだな。まぁオレには関係ねーや、一刻も早く佑香ちゃんの新作を観なければ!

「遅い!ワンツー、次ボディ!」

ん?あのミット構えて教えてるのストライカーに似てるような…

オレは曇りガラスの隙間から目を凝らしながら見た。

「次、フック!そうだ、そのタイミングだ!もう一度ワンツー!違うそうじゃない、もっと速く打て!」

ストライカーじゃねーかっ!

あのストライカーがコーチ?
えっ、ウソだろ?

オレはもう一度ジムの中をよく見た。

!!ストライカーだっ!
あんな気の弱そうな喋り方するストライカーがボクシングのコーチ?

信じられん!

「あの、見学だったら中へどうぞ」


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