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いろいろ嵐 〜短・中編小説~

第2章 風邪 ~二宮×相葉〜

雅「……ねぇ和?今俺怒ってると思う?」

いきなり雅紀が聞いてきた


やっぱ怒ってるんだ…
そうだよね…急に予定潰されて我が儘言われたんだもん…
嫌われてもしょうがないよね…

和「ごめん…こんな我が儘言って……いいよ…もう大丈夫だから…帰っていいよ…?」

雅「和?」

和「これ以上迷惑かけないから……もう帰って?」

雅「和!!」

和「っ!!」

いきなり雅紀が大きな声を出した
いつも声は大きめだけど今のは大きさもハリも違う
雅紀怒ってる…

雅「急に大声出してごめんね?でも和、1人で考え過ぎ」

和「え……」

雅「俺に迷惑かけたから怒ってる、そう思ってるでしょ」

違うのだろうか
確かにそう思っていたから正直に頷いた

雅「やっぱりね……俺怒ってないし、迷惑だとも思ってないよ?」

和「だって…バイト中だったのに…こっち来させちゃったし…我が儘言ったし……」

そう言うと雅紀はベッドに座り体を俺の方に向けてきた
俺も体を起こそうとするけど手に力が入らなくってなかなか起き上がれない

雅紀は俺が起きようとしてるのがわかったのか背中に手を回して起こすのを手伝ってくれて壁に寄りかからせてくれた



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