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いろいろ嵐 〜短・中編小説~

第3章 保健の先生 ~大野×松本~

潤「本当に小柄な男の子だな(笑)とりあえず顏拭こうか。……はい」

ずっと下を向いてる俺に水で少し濡れてるタオルを渡してくれた

潤「こっちおいで」

あの松本先生が俺に話しかけてくれてる…
まだ笑顔は見れてないけど今なら死んでもいいや…


全く動こうとしない俺に呆れたのか近づいてくる松本先生

智「えと……あの…」

潤「立っててもしょうがないからこっちおいでよ」

俺の腕を掴み部屋の奥へと連れて行く

松本先生が俺の腕掴んでるよ…
すごくない?
あの女子にモテまくってる人がこんな俺と話してるよ…

さっさと連れてかれ丸椅子に座らされる
その向かいに松本先生が座る

潤「ほら、拭けって(笑)」

握りっぱなしだったタオルを取り俺の顔を拭く

マジ今日命日でもいいや…

潤「はい、拭けたよ。で?なんでこんな血だらけになったんだっけ?」

智「あの……ボールが…顔に当たって……それで……」

潤「ほぉ(笑)結構強く当たった?」

智「はい……」

ちょくちょく笑ってくれてるから嬉しい
でも顔が見られないから笑顔が見れない
クラスにいる時はずっと見られたのに…





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