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いろいろ嵐 〜短・中編小説~

第3章 保健の先生 ~大野×松本~

潤「頭は?あいつかなり心配してたけど」

智「全然大丈夫です……」

潤「くらくらしない?今までのことしっかり覚えてる?」

智「しないし、覚えてます…」

めちゃ心配してくれる松本先生
今どきこんなに心配する先生いないよ…


授業の終わりを知らせる鐘が鳴る
同時に廊下から話し声が聞こえてくる


そろそろ夢から覚めないとな…

放課後はお客さんがいっぱい来るし、俺と話してるよりそっちの方が楽しいに決まってる

目ぐらい合わせたかったけど今の俺には無理だから諦める
いつでもクラスから覗けるもんね

智「じゃ…帰ります…」

潤「待って。そこの名簿に名前書いて、一応決まりなんでね(笑)」

そう言って席を立ちなぜか扉に向かう松本先生
女子との約束でもあるのかな…

先生の机の上に置いてある名簿に名前を書く
名簿には女子の名前ばかり書いてあった
それも連続で名前が続いていることが多々

毎回大変そうだな…

智「よし、…先生戻ってきてから帰った方がいいかな…」

潤「俺いるけど(笑)」

出ていったとばかり思っていたから、いきなり声がして吃驚し過ぎて椅子をガタッと鳴らしてしまった

潤「そんなに驚くなよ(笑)傷付くわ(笑)」






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