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いろいろ嵐 〜短・中編小説~

第4章 幼児化 〜all〜

目に涙を浮かべながらゆっくり話す翔ちゃん
そりゃパパに名前なんだっけなんて聞かれたら誰でも泣くわ…
5歳児には刺激が強すぎる…

智「ごめんね翔ちゃん…俺も忘れるまで呑んじゃうとは思ってなかったから……なぁ松潤」

潤「え?あ…お、おう…ちょっと呑み過ぎたみたい…」

翔「さとパパは潤パパのことまちゅ潤なんて言わない!潤て呼ぶの!」


びっくりした…
声のボリュームにも驚いたし、呼び捨てって……

潤「そ、そうだったな…じゃあ俺はお前らのことなんて呼んでた?」

翔「潤パパは翔、雅紀、和。さとパパは翔ちゃん、まーくん、和。」

呼び方は今までと変わっていないようだ

とりあえず全く働かない頭の中を少しでも整理しようと黙ると急に腕を引かれた

潤「ちょっと待ってて翔」


廊下に出される

潤「俺らがおかしいのか?それともあっちか?つかなんでパパ?俺らの関係性はどうなってる」

智「ちょっと落ち着けって…俺も教えてもらいたい側だ。とりあえず誰かに聞こう、今何年か」

運良くポケットに入っていた携帯
松兄に電話する





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