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いろいろ嵐 〜短・中編小説~

第5章 ホラー番組 櫻井×二宮

番組が始まって1時間

今のところ翔ちゃんは怖がっていない

1度もビックリしてないし、声も出してない

……おかしい…

俺はちょくちょくビックリしてたし、出そうになった声も飲み込んでた

俺が先に怖がったら意味ないもん…


1度CMに入る

和「…翔ちゃん怖くないの?」

翔「うん…なんか耐性ついたのかな…あんま怖くなかった。和は?大丈夫?」

和「あ、当たり前じゃん!こんなの余裕だよ…」

そんなの嘘

普通に怖かった…

でも先に弱いところ見せたら作戦失敗しちゃうから強がる

翔「……そっか。これからもっと怖くなると思うけど…無理だったら言ってよ?」

和「翔ちゃんこそ本当に無理だったら言ってよ…?」

なんでそんな余裕なんだよ!

立場が逆じゃねぇか!


全く精神も落ち着かないまま再びホラー番組が始まった




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