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いろいろ嵐 〜短・中編小説~

第5章 ホラー番組 櫻井×二宮

番組も終盤

翔ちゃんが言っていた通りさっきから怖いのが続いてる…

翔ちゃんの角度から俺は見えないからビックリはしていいけど、声は出しちゃだめ…

先に翔ちゃんが怖がらないと意味がないんだ…

和「……ヒッ!……ぅ」

翔「ニノ?」

和「っ!!な、なななに…」

急に振り向かないでよ!

心臓止まるかと思ったじゃん!

翔「……大丈夫?顔真っ青だけど…」

和「ぜ、全然?翔ちゃんこそ大丈夫なの?」

翔「うん、俺ホラー大丈夫みたい(笑)いつ克服したんだろうね…」

……

これただ俺が地獄なだけじゃない?

もう翔ちゃんが怯えることはないということがわかった

ならもうこの番組を見る必要なんてないわけで…

和「なんだ翔ちゃん怖くないんだ…じゃあもう飽きたし寝よ?」

テレビを消そうとすると勢いよくリモコンを取られた

和「ちょ!」

翔「俺まだ見たいもん。一緒に見よ?」

翔ちゃんの口角が不気味に上がってる

あ…これ逃げないとだ…

本能的に翔ちゃんから離れようとソファから立ち上がったが、翔ちゃんのほうが行動が早かったらしく気づいた頃には翔ちゃんの腕の中にいた





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