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幸せだった日々

第6章 はじめての彼氏

恥ずかしくてゆうくんの顔が見れなかった…。。。


「…急にキスしてごめんね…。しほちゃんのことが好きだからしたかったんだ…」

『ううん…。キスはじめてだったからびっくりしたけど、してくれて嬉しかった…。でも、キスの間、どうしたらいいのかわからなくて…』

「キスは俺に任せてくれていいから…もう一回してもいい?」

コクン…

うなずくと同時に…

チュッ…

お互いの唇が重なった…


その日の夜、ゆうくんの友達と会うことになり、みんなで夕ごはんを一緒に食べた。初対面の人もいたから緊張したけど、気さくに話しかけてくれてホッとした…。

友達と別れた後、広場の駐車場に停めて、ふたりでまったりしてた…。車の中では、何回目かわからないキスをしていた。長く深いキス…。ゆうくんとしたのがはじめてだったけど、キスをすると安心感を覚えた。




ゆうくんの仕事が早く終わった日にごはんを食べに行くことが増えた。そうでもしないとなかなか会えないから…。

いつものようにゆうくんとメールをしてる時に、好きな映画の話になり、最近ロードショーが始まって気になってる映画を観に行きたいって話をした。

休みが重ならないから、レイトショーで観に行く約束をした。レイトショーを観に行くのはこの時がはじめてだったから、とてもウキウキした。

夕ごはんを先に食べるつもりだったけど、映画の上映時間が迫ってたから、先に映画館へ…。。。

人気の映画だったからか、レイトショーでもお客さんが結構いた。私たちの両隣には人が座ってなかったから、上映中、ゆうくんとずっと手をつないでた。途中で感動するシーンがあり、私が泣いてたら、隣からも泣いてる気配が…。
ちらっと横を見ると…

ゆうくんも涙を流してた(苦笑)
男の人でも感動すると泣くよねー。

映画を観終わり、帰り道の途中で遅い夕ごはんを食べた。

私の家まで送ってもらってる時、ゆうくんと話しながら、上の空になってた…。

ゆうくんと付き合い始めた頃から、私には気になってることがあった。

それは…



左胸のしこり…

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