詩織【温泉で、すっぽんぽん】
第1章 温泉に着きました。
当然、睦(むつ)み合うために裸にされたのだと思った。
違った。
マッサージしたいのだそうだ。
自信はあるという彼の言葉。
それなら、湯上がりの体をもっと気持ちよくしてもらおう。
夕食まで一時間あった。
◆
座布団を並べた上に、うつ伏せで寝る。
全裸のままだが、お尻はタオルで隠された。
タンクトップのようなものがあるといいらしいが、用意してない。
そういうことなら、ショーツを穿いていてもよさそうだが、
「僕は見習いの素人だから」
という謎のいいわけで、着用を許してくれなかった。
そう、妹さんは盲人で、国家資格をもつプロだ。
兄は、練習台から弟子へと昇格し、見よう見まね、テクニックを盗んだというわけだ。
気になるのは、実技の時の二人の格好だが、
私にショーツを穿かせないぐらいだから……。
「あっ」
きた。気持ちいい。
背中にはツボが縦に2列並んで いる。
連続で押してもかまわないが、彼はツボを選んでピンポイントでくる。
気持ちいいから、声が出る。
それをきっかけに、タオルがはずされ、施術は脚から臀部に移った。
いやらしいとか、恥ずかしいとか、まったく感じなかった。
この時、ノックの音がした。
彼が返事をしたから、中居さんが入ってきた。
違った。
マッサージしたいのだそうだ。
自信はあるという彼の言葉。
それなら、湯上がりの体をもっと気持ちよくしてもらおう。
夕食まで一時間あった。
◆
座布団を並べた上に、うつ伏せで寝る。
全裸のままだが、お尻はタオルで隠された。
タンクトップのようなものがあるといいらしいが、用意してない。
そういうことなら、ショーツを穿いていてもよさそうだが、
「僕は見習いの素人だから」
という謎のいいわけで、着用を許してくれなかった。
そう、妹さんは盲人で、国家資格をもつプロだ。
兄は、練習台から弟子へと昇格し、見よう見まね、テクニックを盗んだというわけだ。
気になるのは、実技の時の二人の格好だが、
私にショーツを穿かせないぐらいだから……。
「あっ」
きた。気持ちいい。
背中にはツボが縦に2列並んで いる。
連続で押してもかまわないが、彼はツボを選んでピンポイントでくる。
気持ちいいから、声が出る。
それをきっかけに、タオルがはずされ、施術は脚から臀部に移った。
いやらしいとか、恥ずかしいとか、まったく感じなかった。
この時、ノックの音がした。
彼が返事をしたから、中居さんが入ってきた。