詩織【温泉で、すっぽんぽん】
第3章 温泉で愛し合いました。
小宴会場での夕食でお酒を飲み、部屋でも少し飲んだ。
私は内風呂でかかり湯をし、控え目に香水をつけた。
きちんと下着をつけ、浴衣を着て、浴室を出る。
ぼんやりと灯る、ぼんぼり風のスタンドだけにした部屋。
私と同じ格好で、座椅子にいる彼。
彼は立ち上がった。
優しく抱いて、キス……。
甘い甘い、キス………。
目をつぶっている間に、手が胸に来ると思っていた。
そうはならなかった。
長いキスのあと、なんと、お姫様だっこで、布団に運ばれた。
「夜明けに抱くよ、いいよね」
いいよ……。
答えるかわりに、私の方からキスをした。
彼のほうが先に眠りに落ちた。
私はブラジャーだけ外して、枕元に置いた。
浴衣が少し乱れたが、かまわなかった。
◆
約束通り、夜明けに抱かれた。
乳房を包む彼の手の感触で目が覚めた。
「あ、うう」
一日の始まりの声がこれだ。恥ずかしい。
夜明けというより、未明。
灯りは、ぼんぼりスタンドだけだ。
掛け布団はなかった。
帯を抜かれる。
彼も素肌に浴衣らしい。
昨日のように、立たされるなら、先にショーツを脱ぐべきだろうけど。
あ、違う。
寝たままで前を開かれた。ショーツ全開。暗くてよかった。
なんかこの旅行、ことごとく予想に反するよね、なんて思っている間に、二人分の浴衣は完全に脱ぎ去られた。彼は下着なしだったらしく、すでに全裸だ。
掛け布団はないから、彼の好きなショーツ姿をさらす私。
私は内風呂でかかり湯をし、控え目に香水をつけた。
きちんと下着をつけ、浴衣を着て、浴室を出る。
ぼんやりと灯る、ぼんぼり風のスタンドだけにした部屋。
私と同じ格好で、座椅子にいる彼。
彼は立ち上がった。
優しく抱いて、キス……。
甘い甘い、キス………。
目をつぶっている間に、手が胸に来ると思っていた。
そうはならなかった。
長いキスのあと、なんと、お姫様だっこで、布団に運ばれた。
「夜明けに抱くよ、いいよね」
いいよ……。
答えるかわりに、私の方からキスをした。
彼のほうが先に眠りに落ちた。
私はブラジャーだけ外して、枕元に置いた。
浴衣が少し乱れたが、かまわなかった。
◆
約束通り、夜明けに抱かれた。
乳房を包む彼の手の感触で目が覚めた。
「あ、うう」
一日の始まりの声がこれだ。恥ずかしい。
夜明けというより、未明。
灯りは、ぼんぼりスタンドだけだ。
掛け布団はなかった。
帯を抜かれる。
彼も素肌に浴衣らしい。
昨日のように、立たされるなら、先にショーツを脱ぐべきだろうけど。
あ、違う。
寝たままで前を開かれた。ショーツ全開。暗くてよかった。
なんかこの旅行、ことごとく予想に反するよね、なんて思っている間に、二人分の浴衣は完全に脱ぎ去られた。彼は下着なしだったらしく、すでに全裸だ。
掛け布団はないから、彼の好きなショーツ姿をさらす私。