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夢で会えたら【短編】

第1章 1.同級生と再会

とまどいながらも受け入れ、目が閉じる。
彼が何を考えているかはわからない。

身体がベッドに倒され、今日のために買ったブラが押し上げられる。
「あっ…だめっ」
弘樹くんが先をいきなり舐める。反対側の胸は優しく揉み解される。
初めての快感に全身がわななくようだ。

すぐにショーツがずり下げられ、しばらくそこを撫でられた後、指が差し込まれた。
「いたい…」
私の言葉は彼には届かないようで、そのまま続けられる。痛みに慣れた頃に指が増やされるのが続いた後。
「ごめん、優しくできなくて」
と彼が入ってきた。
比べものにならない激しい痛みにつぶった目から涙が流れる。彼は慣らしてくれているようで、じっとしているが、焼けるような痛みだ。

しばらくして痛みが落ち着くと彼が動き出した。緩やかな動きで、私も少し気持ち良さを感じてきたころ、彼が少し震え、うめいてもたれかかってきた。

(終わったのか…これで)


「ごめん、ほんとにごめん」
我に返ったような彼が謝ってくる。
「いいよ、痛かったけど」
「お願い、もう一回チャンスをくれ」
そう言って彼がまた覆い被さってくる。
今度は私が驚く番だ。

そして、手を握りあいながら絶頂を迎えた2回戦後。私は寝たふりをして彼に背を向けた。

彼が呟く。
「俺も好きだったよ。でも脈がないと思って諦めたんだ。いや、今からでも俺たちやり直せるよ」
そう言って、私の頰にキスを落とし、腕で私を包みながら彼は眠りに落ちた。



明け方。私は彼の腕からそっと抜け出し、服を着て、彼のスマホから私の連絡先を消す。
そうして、彼の頰にキスをして部屋を出る。

「さようなら、弘樹くん」
そう呟きながら。



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