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マリア

第11章 変奏曲 ①



雅「さてと…」



茶髪は不気味なぐらい爽やかに笑うと、



俺の隣に座った。



雅「今日、俺、ゴム、持ってきてないんだよね?」

「は?ゴム?」


雅「後でトイレでキレイにしてあげるからいいでしょ?」



何のことか分からず、キョトンとしていると、



いきなり俺を突飛ばし、覆い被さってきた。



「ちょっと、いきなり何すんだよ!?」


雅「何…って、セックスに決まってるでしょ?」


「意味わかんない…」


雅「初めは痛いけど、後からスッゴく気持ちよくなるから。」



途端、アイツとあの女が真っ裸になってベッドで縺れ合う姿が脳裏を過る。



…アイツらも、気持ちよくなってんのかな?



そう思ったら、



男でもいいから経験しておくのも悪くないのかな?ってなってしまった。



「ね…アンタの名前、なんて言うの?」


雅「雅紀。まーくん、って呼んでいいからね?」


「それじゃバカっぽいから雅紀、って呼んであげる。」



雅紀は、さっきのキスとは違い、角度を微妙に変えながら唇をちゅうっ、と吸い上げるようなキスをしてきた。



キスをしながら、雅紀は慣れた手つきで制服のボタンを外していく。



そして、シャツの下から両手を滑り込ませ、



胸の突起を弄り回した。


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