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マリア

第20章 奸計曲



雅「カズ、ごめんね?カズがあんまり可愛いから我慢できなくなっちゃった。」



俺のナカから指を引き抜き、



そそり立つ自身を見せつけるみたいににじりよってきた。



「や…やめろ…来るな!」



あんなイヤらしい姿を晒けだしといて今さらな言葉だ。



雅「どうしたの、カズ?何で逃げんの?」


「ここ来る前にやんない、って言っただろが!!」


雅「え〜?だって、そのまま放っておくとキツいのはカズだよ?」



雅紀は、俺の両足を割って体を割り込ませようとした。



「ヤられるよりマシだよ!!」


雅「あ…分かった!ひょっとして、カズが拒否る理由、って、これじゃない?」



雅紀は、ポケットに手を突っ込み、小さなビニール袋を取り出した。



雅「あれでしょ?生でヤるのがやなだけでしょ?」


「そういう意味じゃねぇ!!」



雅紀は、俺の声が聞こえていないかのように、コンドームを取り出し自身に装着した。



雅「さ、お待たせカズ。しょっか?」


「やだってば!んんっ…!」



逃げようにも後ろは壁。


腰を捕まれ、引き寄せられ口をも塞がれて、



俺のナカに雅紀がゆっくり入ってくる。



「んー、んんっーんーっ!!」



もう、頭を激しく左右に振りながら目で訴えるしかなくて、でも………。



「んんっ……っ…!」










…結局、奥深く貫かれてしまった。




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