マリア
第24章 鎮魂曲
智「んっ……ぅんっ…」
智の体を床に押し付け、唇を貪り合う。
時折、智の潤んだ目と合い、
ふと、我に返って行為を中断しようものなら、
智の方から、急かすように唇に吸い付いてくる。
智「はや…く…翔く…ん…」
もどかしげに腰を擦り寄せてくる智に煽られるように、
捕まえた智の舌を思いきり吸い上げた。
智「んっ……早く…早く翔くんが欲しい…」
俺の首にぶら下がるように纏わりつく智の服の中に手を入れたくしあげる。
智「あ……」
久しぶりに聞く智の甘い声。
うっかり聞き惚れていると、智に早く、早くと急かされた。
「ここ…痛くない?」
ベッドのある方を見る俺に、大丈夫、と微笑む智。
智「そんなことより早くしないと、父さんと母さんに知られちゃう。」
智はもどかしげにズボンの中から俺のモノを取り出すと有無を言わさず口に含んだ。
ただでさえ、取り出される前から窮屈さを感じていた俺のモノは、
智の口の中でさらに嵩を増してゆく。
「智……もう…っ」
イク、と言う間も与えられぬまま、
俺は智の咥内で果てた。
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