同窓会 SN
第2章 10年ぶりのアイツ1 翔
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「よいしょ、っと。ほら、腕抜けよ」
和也の上半身を起こし、俺にもたれかけさせながらジャージの上着を肩から滑らす
すると何を思ったのか そのまま自分でTシャツも脱ぎ始めた
相変わらず痩せてるな・・・
裸の胸にどぎまぎして視線を逸らしてしまう俺は やっぱりオカシイ
「おい、どうした?」
「んん・・・風呂、じゃないの?」
「は?・・・いや、別に入りたきゃ入ればいいけど・・・
お前だいぶ酔ってるから シャワーだけにしとけよ。
そこのドアだけど、立てるか?」
腕をつかんで立たせようとしたが、いい加減、俺も酔いが廻ってて、ぐらりと体勢を崩して 2人して再びベッドに倒れこんでしまう。
「わっ、と…」
「重っ…」
「あ、ごめん」
和也の上に倒れこんでしまった俺は 慌ててどこうとして・・・
吐息がかかるほど 至近距離に顔があることに気づき、赤面してしまう。