同窓会 SN
第2章 10年ぶりのアイツ1 翔
「和也・・・俺・・・」
「泊めてやるからやらせろ、てか?」
「ちが、う。そんなんじゃなくて・・・俺は・・・」
「俺、帰る」
「もう電車ないだろ」
「歩いて帰る。どうせずっとヒマなんだ、どんだけ時間かかってもいいよ。別に待ってる人もいないし」
「だったら、ゆっくりしてけよ、俺、もう何もしないから」
「・・・」
「なあ、ホントにごめん・・・」
「何で・・・キスしたの?」
「え・・・いや、あの、・・・飲みすぎたんだな、きっと。ごめん、ちょっとふざけ過ぎちゃったよな」
「俺、やっぱり帰る」
「ええっ!?」