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同窓会 SN

第2章 10年ぶりのアイツ1 翔


「着いたぞ~、しっかり歩け」
「ん・・・」


正体をなくしている和也を 抱えるようにして歩かせ、ゲストルームのベッドに寝かせる。


「おい、大丈夫か?」
「う・・・ん・・・」

「上着だけ脱いどけよ?」
「ん…脱が、せて…」


思わずドキッとするような台詞と甘い声。



なんだコイツ・・・いや、過敏に反応する俺が変なのか・・・?



・・・そうかも知れない。


10年前にも 時々コイツのしぐさや視線にどぎまぎさせられたことが 数回あったことを思い出した。


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