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裏小屋

第2章 キャンプ前~キャンプ地まで

 てか、それを持って来てたのは高橋だ。

 高橋とは、現地で出会うとし、石柿に天気予報を見たのかを聞いた。

「うん、日中は少し雲が出て快晴とまではいかないらしいけど。まあまあいい天気みたい」

 これが、こいつのしくじり。

 本編「小屋」を読んでいただいた方は、わかると思いますが、いきなりオチを言っちゃいます。

 彼は兵庫県の天気を見なければいけないところ、誤って奈良の予報を見ていた。(本編では、誤って大阪と書いてますが、のちに、奈良と判明。ま、いっか)


 電車内では、テンション上がりまくりの四人。

 まあ、当時はまだギリギリ十代、若者真っ只中。

 今と違って病気の話など、出てこない。

 勝山は乗り換えの電車内で激睡。

 キャンプが楽しみすぎてなかなか寝られず、ゲームをして眠くなるのを待ったらしいが、夢中になって、一時間しか眠ってない。

 だが、このまま終点までの電車旅。

 このまま放っていこうかといいたいくらい、夢の中でした。

 当時、まだコンビニと言うのは少なく、そこの駅前にはありませんでした。

 スーパーはありましたが、時間的にまだ開いてません。

 後から、また駅まで来て、欲しいものを買えばいいじゃないかという結論に。

 携帯電話がないから、高橋に買ってこいって連絡もつかないわけです。こう考えると、便利になりましたな。

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