蜘蛛♠
第1章 幻影旅団
第2話
「あっ…あふっ!!……………いい………いいよS子ちゃん……んっんはぁっっ!!!もっと~!!!」
吐息混じりのあえぎ声が部屋の中を駆け巡る。
冬なのにしたたり落ちる汗をよそめに川澄は手の動きを更に加速させた。
「ぐぉぉおお!!!ジェットピストンッッ!!!!!!」
すると突然ドアが開いた。
同時に白い液体が宙を舞う。
「だ~か~らぁ~~!!!!!
人んちでオナニーするのやめろっていつも言ってんだろ~!!!!!」
入れたてのコーヒーを手に持つ男が川澄を見下ろし罵倒した。
「あっ、アブねぇ……いくところだった…………」
「いや、イッテるだろそれっ!!!!なんか床濡れてるし‼しかもまたティッシュ使わないしっ!!!!ってかなんでうちでやんだよっ!!!」
ツッコミが持ち味のこの男。
名前は関口和也。
通称グッチ。
小学生からの付き合いで川澄の事を最も理解してる男の一人だ。
知識と情報に長け、トレードマークの眼鏡がより頭のよさを強調させている。
しかしその眼鏡も、興奮してなのか若干曇っているのが残念だ。
「あ~気持ちよかった‼これはマジお金じゃ買えないわ!!こういうのだよ‼俺が求めてるのは!!」
「いや、だから~!!!!いつも言ってるだろ!!!!!そういうのは~~………!!!」
関口の声を川澄の手のひらが制圧した。
「そうそれっ!!!!今日はその話!!久々の仕事の話で来たんよ」
言いながら川澄は関口にお尻を向け指を指した。
その指先が示す先。
お尻の左側に施された白黒の刺繍。
昆虫の蜘蛛の用いたタトゥーだ。。
真ん中に数字の「1」がきれいに掘られている。
それを見た関口の視界が、15年以上前の映像を呼び戻した。
走馬灯のように甦る。
あれはまだ20歳そこらの頃だろうか。
退屈な毎日に終止符を打つべく、二人は一つの盗賊団を作ることにした。
チーム名は「幻影旅団」
とはいえ、犯罪を犯すわけではない。
盗むのはお金じゃ買えないもの。
スリル、興奮、非日常的経験……………
アドレナリンが放出される事なら、犯罪ギリギリまで行動にうつす。
「あっ…あふっ!!……………いい………いいよS子ちゃん……んっんはぁっっ!!!もっと~!!!」
吐息混じりのあえぎ声が部屋の中を駆け巡る。
冬なのにしたたり落ちる汗をよそめに川澄は手の動きを更に加速させた。
「ぐぉぉおお!!!ジェットピストンッッ!!!!!!」
すると突然ドアが開いた。
同時に白い液体が宙を舞う。
「だ~か~らぁ~~!!!!!
人んちでオナニーするのやめろっていつも言ってんだろ~!!!!!」
入れたてのコーヒーを手に持つ男が川澄を見下ろし罵倒した。
「あっ、アブねぇ……いくところだった…………」
「いや、イッテるだろそれっ!!!!なんか床濡れてるし‼しかもまたティッシュ使わないしっ!!!!ってかなんでうちでやんだよっ!!!」
ツッコミが持ち味のこの男。
名前は関口和也。
通称グッチ。
小学生からの付き合いで川澄の事を最も理解してる男の一人だ。
知識と情報に長け、トレードマークの眼鏡がより頭のよさを強調させている。
しかしその眼鏡も、興奮してなのか若干曇っているのが残念だ。
「あ~気持ちよかった‼これはマジお金じゃ買えないわ!!こういうのだよ‼俺が求めてるのは!!」
「いや、だから~!!!!いつも言ってるだろ!!!!!そういうのは~~………!!!」
関口の声を川澄の手のひらが制圧した。
「そうそれっ!!!!今日はその話!!久々の仕事の話で来たんよ」
言いながら川澄は関口にお尻を向け指を指した。
その指先が示す先。
お尻の左側に施された白黒の刺繍。
昆虫の蜘蛛の用いたタトゥーだ。。
真ん中に数字の「1」がきれいに掘られている。
それを見た関口の視界が、15年以上前の映像を呼び戻した。
走馬灯のように甦る。
あれはまだ20歳そこらの頃だろうか。
退屈な毎日に終止符を打つべく、二人は一つの盗賊団を作ることにした。
チーム名は「幻影旅団」
とはいえ、犯罪を犯すわけではない。
盗むのはお金じゃ買えないもの。
スリル、興奮、非日常的経験……………
アドレナリンが放出される事なら、犯罪ギリギリまで行動にうつす。