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好き心少なからず

第28章 球技大会2(八神)

武道場の2階。

普段なら板張りの何もないスペースに、卓球台が並んでいる。

「輝穂は卓球得意なの?」

絢音に聞かれて、手を振って答える。

「ううん。練習でもさっぱりだった」

「そっか。私は練習すら出来なかったな」

絢音は副委員長だから。

放課後に呼び出されたり、準備にかり出されたりしてて、自分の練習してる暇がなかったんだろうな。

「お疲れ様」

「何言ってるの?これからでしょ?」

絢音はクスクスと笑ってる。

まぁ、それはそうなんだけどね。

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