テキストサイズ

好き心少なからず

第28章 球技大会2(八神)

クラスの中では、のぞみんが目撃したあの告白の日から…ってことになってるけど…

「あの時は?放課後に私が教室入っちゃって」

私の質問に、絢音が問いかけるように首を傾げる。

あれ?おかしいなぁ。

「委員長が絢音に謝ってた」

すると、やっと思い付いたのか

「あぁ…そんな事もあったわね」

絢音は小さく頷くと、目を細くした。

「やっぱり」

その表情は、分かってる顔だよね。

「あの時、絢音は教室にいなかったよね」

私も絢音に笑いかける。

「でも、聞いてた?」

「うん」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ