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好き心少なからず

第39章 実験~岸田×八神~

カシャン!!

ガラスがぶつかった音がたつ。

伸ばした手に握っていたアルコールランプが揺れて、中身の液が波打った。

「危な…っ」

輝穂の腰に手を回して引き寄せる。

思っていたよりもウエストが細くて…

勢い余って、輝穂の背中が思いっきり脇腹にヒットした!!

「ぐっ!!」

思わず呻き…打ち付けた部分を庇うように体を折り曲げた。

そしたら…

「あっ!!」

輝穂の驚いた声のすぐ後に、ガラスの割れる音が反響した。

「あ…」

見れば、アルコールランプのガラスのふたが無くなっている。

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