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好き心少なからず

第40章 キスしたい~梶×宮下~

部活が終わり、花夏と一緒に帰る。

いつの間にかそれが当たり前になっていた。

そして帰る度にカウントダウンが始まるんだ。

「あと○日だよ!?」

これにどんな意味があるんだろう?

恋愛の歌詞が書きたいから。

きっかけはそれだけで…

花夏の気持ちが分からない。

『彼女』の真似事をしてたら歌詞が浮かぶのか?

そんなの…無理だろ?

せめて、好きなやつとすればいいのに。

花夏が好きなのは俺じゃなくて…律さんなんだろ?

「リューセー!!聞いてる!?」

パシッと背中を叩かれて、はっと我に返った。

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