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光の道

第12章 原田光



(思い出せねぇ…。)

いくら考えても、そこから先は思い出せなかった。


その時、ドアを開く音がした。

ビックリしすぎて心臓がこれ以上ないってぐらい跳ねた。


俺は何故か振り替えることができなくて、前を向いたまま、固まっていた。


足音がこっちに近づいている気がした。


近づく足音に、俺の心臓も早くなっていくのが感じられた。


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