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光の道

第14章 いやだ、死にたくない



よかった…
ひとまずは落ち着いたみたい…

このまま佐藤くんに任せて、大人しくしていてくれれば問題はない。


佐藤くんは棒をつたって、芦田七海のところまで向かう。


「え、…」

芦田七海はそう声を漏らした。

『?』

「なんで、ぶらがってくるの…?普通に外せば…」

『?!』

しまった!
勘づかれてしまった。

いま、この時点で下に塩酸があると知られたらまずい!

絶対芦田七海は興奮してしまう

私は焦った。
だが、もう遅かった。

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