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光の道

第14章 いやだ、死にたくない



「このしたって砂場じゃ…!」

もうすでに、芦田七海は混乱していた

『落ち着いて!』

「なんなの?!これ水溜まりか何かでしょ?!そうなんでしょ?!」

芦田七海は狂ったようにそう言ってくる。

『それは…っ』

私も焦っていた。
こうゆうときどうすればいいのか分からなくて頭の中はパニックだった。

「芦田さん!落ち着け!」

佐藤くんがそう声をかける

「も、も、もしかして、何かの液体じゃないよね…?」

ハハッと軽い笑いそう聞いてくる。

その目は私をじっと見つめていた。

まだ5月のはずなのに、芦田七海の額には汗がびっしょりと浮き出ていた。

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