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光の道

第2章 1号館



瞳の好きな食べ物は、イチゴに決まってる。

知っているから、青を押せばいいだけ。
なのに、私にはそれがどうしても出来なかった。
そのまま私は、下をむいたままだった。


(私は、…何してるんだろう。)

今瞳を助けられるのは、自分だけなのに。
自分がそんな目にあったからって瞳を犠牲にしていいわけない。

私は、パッと瞳を見た。


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