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光の道

第4章 3号館



『…それより……、』

(これ、生きてるのかな…?)

私は、ふと思った。
血が出ていないし目を瞑っているしどう考えても不自然だった。

壁にはりつけられているから、見上げる形になっているから、私の目の前にははりつけにされている足がある状態。

『……、ッ!』

私は、おそるおそるその足に触れようと手を伸ばした。

(冷たかったら、死んでいるということになるのか…?)

そんなことを思いながら、私の指先が田瀬ひかりの足に触れた…。


「…ぃやあああああああ!!!やめてぇえ!」

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