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光の道

第6章 3号館(後半)




『…。佐藤くん…。』

あれからどれくらいの時間がたっただろうか。

佐藤くんは寺島くんが寝ている横に座ったまま、肩を落としていた。

「…。」

『佐藤くん、いつまでもここにいたら時間が…』

私がそう言い、佐藤くんの肩にてをおいたら、

「うるせぇな」

と、低く、小さい声が聞こえた。



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