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天然な君

第2章 俺の君。

流れるような早さで次々と服を脱がされていって、ちょっと強引にお風呂に入れられた。
朔さんの手で頭から足の先まで塗り替えられて、ぼうっとしながら抱き上げられそのまま脱衣所で愛がふってくる。
悠「…さ、朔さん」
明るいところでは恥ずかしく上ずった声が出た。
相変わらず無表情を貫いていた朔さんは、諦めてくれたのかまた抱き上げて廊下を抜けていく。

この状況だけでも十分に恥ずかしくて目を瞑った。
背中に柔らかい感触を感じて、目をあけると朔さんの顔が。
名前を呼ぼうと開いた口に、生温かいものが入ってきて絡まる。
悠「ふっ…ん、はぁ」
途切れた息の中朔さんの胸板を叩いてやっと離してもらえた。
呼吸を整えると、余裕のない目がこっちを見ていてお腹がきゅってなったのが分かった。

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