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天然な君

第1章 生意気な君

朔「…このコーヒーいつもより甘くないか?」
朔「シャツにアイロンかけ忘れただと…?」

皆さん、おはようございます。
只今朝の5時半です。
さっきから僕の隣で小さいことをぶつぶつ言っているこの人は同居人兼彼氏の朔さんです。
僕は悠と言いま…って痛いです、朔さん。

『…ほんにゃ小さいこひょでほっぺつねらにゃくても!』
朝の睡魔に襲われながらそう返すと、
朔「いや、俺には考えられないな。それより、それ焦げてないのか?」
…え?
『あーーーーーー。』
手元のフライパンには焦げた目玉焼きが。
なんで早く言ってくれないの。
…そもそも僕もちゃんと同じ時間に起きてキッチンに立ってるじゃないか。
不満たらたらの目で見ると、ふいっと逸らされてしまった。
…そんなに昨日の事が気にいらないのかな。

いつもはもっと優しいのになぁ。

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