マジカル☆ステッキ
第6章 初めての気持ち
心もカラダも蕩けてゆく。
人類とか魔族だとか、とても重要なことだったはずなのに、こうしてヨシヒロが自分を受け入れてくれているとにアリサは素直に嬉しく想う。
────この先、待ち受けているのは。
お互いの幸せとは限らない。
「んっ、あ……ヨシヒロ」
「ふふ、アリサ可愛い。ここ好きなの?」
アリサは、ヨシヒロの言葉を肯定するかのように、ギュっと強く抱きしめた。
好きなのか、そんなことアリサは、まだわからない。
だけど、考えてる余裕すらなくなるほど、ヨシヒロが探り当てた場所がアリサを快楽へと導いた。