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マジカル☆ステッキ

第2章 はじまりの村



「順序? アンタのいう順序を守ればいいわけ?」

「あ……そういうわけでもなくて」

「あ、もう! 男の子でしょ、覚悟しなさいよ。妥協してアンタのいう順序を聞いてあげるから」

「わ、わかったから怒鳴らないで」

 短気は損気。
 アリサはヒートアップした自身を押さえつける。
 交渉は成立している。
 あとはヨシヒロが納得するだけだ。


「……怒鳴らなきゃいいのね」

「あ、うん……ボクのこと聞いてくれるんだ」


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