マジカル☆ステッキ
第2章 はじまりの村
「ヨシヒロ、いくよ」
「うん、やさしくしてね」
「検討する」
そもそも初めてのこと。
優しくも何もこの先どうなるかもしらない。
アリサはとりあえず何度も読破した取り扱い説明書通りにマジカルステッキを握りしめ魔力を込める。
ブーンブーンと振動が手に伝わってくる。
アリサはマジカルステッキを回し、それを己の大切な場所へと押しつけた。
「っ!?」
────な、なにこれ!?
声にならないほどの衝撃。
ろうばいするも取説通りの展開、これで男性を受け入れる準備は整う。