テキストサイズ

マジカル☆ステッキ

第3章 アリサとヨシヒロ




「わかってるよ。ボクねそれでも興奮を抑え切れないんだ」


 道中、へっぴり腰でモンスターを倒してきた者の言葉とは思えないほどヨシヒロは熱く語る。


 ────無理もないか。

 そうなることを知っていたアリサと、訳もわからず巻き込まれたヨシヒロでは温度差が生まれる。

 アリサの思っていた以上の出来事だったが、目の前で興奮されれば冷静になってしまう。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ