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人外娘系

第10章 大魔王の娘降臨プロローグ

しばらく歩いていたが足がだんだんと重くなるほど疲労していた、こまめに休んでいたが普段は飛行で移動していたのでさすがに歩きは慣れない為、疲れやすかったのである、日は沈み辺りは薄暗くなっていた


しかしムルクは夜も目が利くため問題はなかった



しばらく休んでいると松明に火を灯しながら馬で移動する行列に出会う、行列の先頭を歩く騎士がムルクの存在に気付きこちらに寄ってきた



「大丈夫かい?こんな真夜中に女の子が1人で、魔物に教われたらどうするんだ?危ないから私達についてきなさい」



「彼の言う通りです、この森の魔物は恐ろしく、女の子なんかペロッと食べられてしまいますよ」



「ところで貴方は何処に行かれるつもりでしたか?」



ムルク「ザイレンス城に向かう途中でしたが足が痛むんです」



「こんなに腫れて、痛かっただろう?だがもう大丈夫だ私の後ろに座りなさい、それに我々もザイレンス城に帰還する途中だったからちょうどいい」



ムルク「でもそんな悪いですよ」



「遠慮する必要はない、さぁ乗りたまえ」


彼の優しい手がムルクに触れた瞬間、ムルクはドキドキしていたのである



ムルクはドキドキが止まらないまま城に向かって行った、その間まで様子を伺っていた魔獣騎士の二人の内1人は魔王に知らせる為に先にトリスダム城に戻る、もう1人は引き続き監視を続けるのである


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