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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸(改訂版)

第2章 衝撃的な出来事




それから数ヶ月は、物凄く幸せだったと今でも思う。


学校帰りに季永さんのアトリエに寄って、絵を習って‥


そして季永さんとの甘い行為‥‥


初めは痛かったのに、ドンドンと季永さんに染められていく私の身体‥
それはそれで幸せで、私も季永さんが好きだった‥心から、そんな私を季永さんも愛してくれた。


歳の差なんて関係無い、ただ純粋に季永さんが好きで慕っていた‥


大好きなぬくもり、養父母と上手くいっていない私には、唯一の心の寄りどころだった。



「季永さん?
此処は??」


アトリエの隅に半地下になっていて扉がある、そういえば季永さんが此処を開けたのを、一度も見た事が無い。


「ん?
物置だよ、古い画材とか入っているから殆ど開けないね‥」


此が季永さんの嘘だと知るのは、もっとずっと先‥


私はそうなんだと思い、余り気にも止めて無かった。




初めての男性に、心はそれどころでは無かったかも知れない‥
ただ季永さんが愛しくて、一緒にいるのが幸せで‥‥



「季永さん‥‥」


「ん?
美紀は甘え上手だね」


そう言って抱き締めてくれて、そのままベッドにもつれ込む。



「あっっ!‥それっ!!」


「美紀は感じやすいからね、どこを責めても‥ほら‥‥」


「ああぁん!」


身体を重ねていく度、感じる所が増えていく‥
季永さんは、それを見付けて、また私を簡単にイカせてしまう。


季永さんがくれる快感‥
私は夢中に追い付こうと‥‥


ドンドン身体は季永さんに染められて、季永さんに触れられるだけで快感が走る。


初めての恋に盲目になって、季永さんを求めた、そんな私を季永さんは優しく包んでくれる‥


大人の魅力なのか、季永さんの魅力なのか・・




何時も行為の後にシャワーを借りて出て来た後、私の髪を乾かしてくれる‥



「美紀の髪は長くて綺麗だね‥私は大好きだよ‥」


「長くて面倒なんだけどな?」


「だけど切っちゃ駄目、私が悲しくなるからね?」


「季永さんがそう言うなら‥」


乾かして綺麗にブラッシングしてくれて、季永さんって器用だと思う。


窓を開けているので、風になびく私の髪、それを目を細めて優しく見詰める季永さん‥



二人の大切で大事な幸せの時間‥



そう‥18才の誕生日が来るまでは・・・

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