
禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸(改訂版)
第4章 脅し-奴隷契約
携帯を操作して、彼奴から来る電話やメールを、バイブのみに切り替えた。
気休めなのは分かってる、だけどこうでもしないと、携帯が鳴る度にビクッとしてしまう。
「・・腫れ‥引くかな?」
シャワーの後に台所に寄って、冷たいタオルと氷を持って来た‥
頬に当ててるけど、熱く腫れた頬は、一向に治まる気配を見せない。
「どうすれば良いのかな??」
ぁたしの事は広まっても良いから、冬二にでも頼んで吉田を集団暴行でもする??
それとも、悔しいけど退学する??
‥‥どれも現実味が無い考え‥‥
ぁたしは、この先ずっと吉田に奴隷として扱われるの?
彼奴は手加減したと言った‥
という事は、次はもっと酷い事をされる。
「そんなの‥‥イヤだ‥‥‥」
でも、逆らえば‥‥
今のぁたしに、選択権は存在しない‥
吉田の言いなり‥それが唯一の選択肢。
どんなにイヤだと思っても、ぁたしは彼奴に逆らえないし、呼び出されたら素直に行く事しか出来ない‥
たとえ陵辱行為が待っていても‥‥
自分1人という頑なな固定概念で、吉田春夫の言いなりになるしかないと、思い込んでしまった美紀。
当然吉田は、見付けた獲物を逃す筈も無く‥
美紀の地獄の日々は、かなり長きに渡って続く事になる・・・・・
