君のKISSに夢☆CHU
第8章 ダイニングbar☆MOON
そんな感じで、楽しく時間を過ごしていると、来騎が次のカクテルを作ってくれた。
スーツの袖を捲って来騎が、シェイカーを振る。
来騎の茶色いフワフワな髪も一緒に揺れている。
真剣な眼差しの来騎も、すごくかっこいい。
いつもとは違う雰囲気の来騎にドキッとしてしまう。
「桜音の名前に合ったカクテルだよ。チェリーブロッサムです!どうぞ。」
カクテルグラスに入ったお酒は赤ピンクで、桜の花が浮いている。
「いただきますっ。」
甘いのかな?と思っていたら、甘味の他に酸味もあって、すごくサッパリしている。
「飲みやすいね。美味しいっ。」
「喜んでくれて、良かった!けどそれ、アルコール度数はそれなりに強いから気を付けてね。」