君のKISSに夢☆CHU
第8章 ダイニングbar☆MOON
「あんたさぁ、初めて会った時から思ってたけど、色っぽい唇してるなっ。」
高嶋さんがそう言って、私の顎を持ち上げ、親指で唇をなぞる。
「KISSしたくなる唇だ…。」
フッと笑った高嶋さんの顔が、ゆっくりと近付いてくる。
KISS好きだから慣れてるのに、何だろう今日はやけに緊張して、体が固くなってしまう…。
でも、高嶋さんからのKISSは待ち望んでいた事で…。
現実になった事は、すごく嬉しいんだけど…。
きゃーっ!!
ドキドキ感が半端ないよーっ!!
Chu!!
…………!!!!!!
んーっ!
ただ触れただけなのにー!
私の体にビリビリッと衝撃が走る。
何?これっ?