君のKISSに夢☆CHU
第13章 KISSの嵐
駐車場から、玄関へと続く広いお庭。
暗くてハッキリはわからないが、すごく手入れされている。
池があってそこには、鯉も泳いでいて…。
本当に典型的な、お金持ちのお家って感じだ。
「わぁー!鯉が泳いでる!初めて鯉が庭にいる人見た!」
私が大興奮ではしゃいでいると
「今日泊まるだろ?明日ゆっくり庭でも出てみればいい。」
「えっ?いいの?」
「もちろんだ。断る理由なんてないだろ。」
「わぁーい!明日お庭お散
歩させてね。」
喜ぶ私を見て輝愛がクスッと笑った。
「やっぱり、お子ちゃまだなっ。」
「そんな事ないから。」
「ま、素直で可愛いんじゃないか?そういうのも。」
輝愛が珍しく可愛いと言ってくれて、それだけでテンションが上がってしまった。